
警報のアラーム闇夜引き裂いて
(スマホのアラームが、何度も何度も鳴り響き
少しうんざりしている自分が怖い)

警報のアラーム闇夜引き裂いて
(スマホのアラームが、何度も何度も鳴り響き
少しうんざりしている自分が怖い)

見に来てね最後の公演受話器から
(以前、通っていた民舞の会が高齢化で最後の
公演になるから見に来てよと電話。行かないとな
と、思いながら手ぶらで行けるのだろうか)

老眼鏡あちこちに置き暮れていく
(一つの老眼鏡を持ち歩くのは忘れるし面倒。
散歩の時用はポシェットに、新聞を読む用は
台所に、パソコンを使う時はパソコンの横に
三つの老眼鏡を使い分けている)

余生とはもっと豊かなはずだった
(年金が、ここまで安いとは期待外れだった。
金利も無いのと同じなので、退職金の利子と
年金である程度豊かに暮らせると想像していたが。
でも、それもこれも贅沢というものかもしれない)

余生って何よと怒る人もいる
(死ぬまで現役と息巻く人も多く、そんな人は
余生って考えられないだろう)

余生と言うには早い八十路前
(ちょっと若い頃、80歳前って高齢で何も
できないかもしれないと思っていた、実際、
自分がその歳になってみると、そうでもない)

リフォームをも一度したい台所
(リフォームをして20年以上経つ。もう一度やり直したい
のだが、その気力もお金もない。長持ちできるよう
掃除に精を出すだけ)