honnhonn123の川柳日記

毎日一句の川柳

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

若い頃は

突風に愚痴も涙もくれてやる (若い頃は、涙も出たし愚痴も言った。いろいろだけど 元気だったからだと思う。今は、ひたすら静かに暮らしたい。 だんだんエネルギーが無くなってきたんだろうな)

何が良いか聞いて下さると助かる

本当は渋い茶が好きスプーン取る (接待にコーヒーを出されることが多い。飲まないのも 失礼なので、間を持たせるためにスプーンを手にした)

夏が来る

夫の汗タオルを渡す夕焼けて (実際は、こんなことなど一度もしたことないけれど)

いつもの夏は来ない

巻き舌の歌声夏が飛んで来る (今年は、どんな夏がやって来るだろうか!? 暑くけれど爽やかな汗を流せる夏、子供や孫たちの大きな笑い声が 家中響く夏。そんな夏はやって来ない。ひょっとしたら来年も)

学習しないよな~~。。。

二度三度つぶやてから口に出す (ついぽろっと言って後悔することがある。気を付けないと と思いながら胸の内でつぶやいてみる。でも、同じことを 繰り返している)

年金暮しなので

一日が無事に終わって発泡酒 (いつも通り、変わり映えしない日だったけれど 今日も暮れかかってきた。お風呂に入って汗を流し 発泡酒で乾杯でも。もう、久しく本物のビールを飲んでいない)

梅雨明けはいつ・・・!?

剪定をする夫の目に夏がある (ようやく雨が上がり、生い茂ってきた庭木や余分な蔓類を 夫に切り込んでもらう。陽が射し始め、夫の目に青空と夏雲が 写り込んでいる。やっと夏が来る・・・)

いつになったら

猫舌の友に合わせる長めのランチ (せっかちであわてん坊で気短な私は、食べるのも早い。 あまり良い傾向ではないのだが、気を付けるようにはしている。 ランチ友とのランチの時には、特にゆっくり食べるように している。ゆっくり落ち着いて穏やかに食べも…

長引く梅雨

帯締めに秘密が一つ組み込まれ (組み紐をする人が、事件の核を書いた和紙を、帯締めの 中に組み込んでいく・・・等と言う推理小説を読んだことがある。 実際、組み込まなくても、帯締めは秘密を見ているのかもしれない 等と想像したりする家時間)

背丈だけでなく

平成の孫ら夫の背越していく (令和になったけれど、孫たちは皆平成生まれ。 あっという間に大きくなっていく)

頭は柔らかくならない

広い視野持てたら良いと字を拾う (凝り固まった頭、新聞や本を読んで知識や視野を広げないと 思いながら、好きな物ばかり読んでいる自分。 到底、視野は広がらないな・・・と、分かっていても。。。

何があったかを自分に問うてみる

今日の月刃に見えて深呼吸 (お天気が悪い日が続き、長らく月を見ていない。 明日が新月なので、細い三日月からだんだん大きくなっていく。 細い細い月の切っ先が鋭く、胸に突き刺さってくるようにも 見える時と、きれいだなと思う時とがある。その時の気持…

それでいいのだ!

流行に乗れずぼんやり米をとぐ (若い頃、参観日などに行くと、親同士で話に花が咲く。 その輪の中に入りたいわけでは無いけれど、自分だけ置いてけぼりに なったような気もしていた。今思えば、それで良かったと思う。 卓球に行っても、余程のことがない限…

収まらない

景気よく蝶々が舞った良い証 (そうなると良いのだが、なかなか事態は好転しない)

友だなんて言えないのだけど

花の苗年上の友雨の日に (若い頃、亡姑の仲良しだった方に、ずっと良くして頂いた。 川柳の会に誘って下さったり、花の苗を分けて下さったり 法事の手伝い等々、たくさんの手助けをして下さった。 お子さんがいなかったせいもあるだろうか。 何もお返ししな…

気を使うって!

重石取れ欠伸して飲むカフェオーレ (気が張って肩が凝った。気を使い過ぎた一日。 甘い物でも口にしないと、この疲れは飛んでいかない)

回想法

いくつもの過去話重ねて良い笑顔 (特養の仕事をしている時、回想法という介護術を実践した。 例えば、利用者さんに火鉢を見せて思い出話をしてもらう。 簡単にえばそう言う介護法。一人が話し出すと、共感して 自分の話をする人、反対にそうじゃないと自慢…

先が見えない事

夕闇の深さに明日を見失う (明けない夜はないと思いながらも、こう連日、大雨被害や コロナ感染者のニュース等々、耳をふさぎたくなるような 事ばかりだと気が滅入って来る。いつ、自分の身に降りかかって 来るかもしれず不安が募る)

忘れて美味しいもの食べよう

嫌な事ふるいにかけて米をとぐ (なんか気分が悪い事ばかりだった一日。忘れよ~! そんな事よりご飯の用意をしないと・・・)

若ければ

介護学背筋を伸ばし聞く講義 (ヘルパーの資格を取ったのが45歳過ぎ、介護福祉士の 資格を取ったのが50歳過ぎ、ケアマネの資格を取ったのが 55歳過ぎ。その度に新鮮ではあったが難関だった)

がんばる時代ではないのかもしれない

人形になったりしない肩パット (若い頃、肩パットが流行っていた。肩にパットを入れて いかり肩に見せる洋服。人形の家のノラのように自立して 生きて行こう・・・と、そんな肩ひじ張っているようにも見えた。 今は、女性とか男性とかの枠が外れナチュラル…

似合わなくても・・・!

年齢が胸で牙剥く紅を選る (仕事を辞めて滅多にお化粧をしなくなった。これではいけないと 卓球に行く時にはお化粧をしている。汗が出るのになぜ?って 言われるけれど、顔にあまり汗をかかないのと卓球の時くらいしか 外出しなくなったので。買い物の時は…

聞いてみたい。聞くのは怖い。

風の音舅の嘆きかもしれぬ (舅が大事にしていた松や植木、庭石、骨董品等々 枯れてしまったり、売ったり処分したり差し上げたり。 舅は、きっと怒っているだろうなと思う事がある)

今月の入選句

あの人に浮いた噂が意外だな (不本意な入選句。残念でならない。 来月こそと思いながら作句中)

今月の没句 Ⅱ

浮草の下のメダカにある気概 (隠れているけれど消極的なわけでは無くて、秘めた思いを 胸に抱いている・・・という比喩だったのだけど没)

今月の没

浮雲にコロナの行方聞いてみる (今月は、一句入選。これは見事に没。 発想がつまらない・・・)

勝手に思い込んでいるだけ

霧かかるレールの先を夫と見る (先のことはなるようにしかならないと思いながらも どうなっていくのかと不安に思う事もある。夫も同じだろうか。 同じ先を見ていると思っているが、私の勘違いかもしれない。 多分、全く別な事を考えているか、全く考えてい…

自分勝手

一番もビリもいるから面白い (自分とは関係ない時は、そう思って冷静だった。 子供達のことになると、そう冷静にもなれなかった。 今思えば・・・どうってことも無いのに)

同じ年に

舅が逝き母が逝くもう冬が来た (平成五年、舅は5月に母は9月に旅立った。 何が何だか分からないまま、冬が来て年末を迎え 年が明けたな~~と、思い出す)

達観???

ピアスつけ翔んだつもりが三歩先 (若い頃は、イヤリングが好きだった。その頃はピアスなんてなかった。 もう、ピアスはもちろんイヤリングをすることも無い。 見かけだけ変えたって、所詮、見かけだけ・・・だと思う)