honnhonn123の川柳日記

毎日一句の川柳

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

結婚50年

変化球受ける度量が夫にある (今年の秋で結婚50年になる。いろいろあったけれど、私の 気の強さを受け流すことが夫には出来たのだと思う。 ・・・と言うか、多分、自分の事ばかりに興味があって 私には興味がなく、何も聞いていないのではないだろうか)

しがらみなんてどうでもいいよ!今となっては!

しがらみの中で浮き輪にしがみつく (昔は、こうしなければいけない、ああしなければ・・・と 何か行事があるたびに、アドバイス(?)してくれる人がいた。 そうかな?と思いながらも、反発するだけの勇気もなく。 時代は変わり、しがらみなんて、すっかり…

夏までかかるのかな~~!?

こっそりと競争心を隠してる (私なんてヘタクソだから・・・等と言いつつ、あの人より 上手くなりたいし勝ちたい・・・と、秘かに思いながら ピン球を打つ。でも、卓球は、コロナで当分お休み。 家での卓球も、ツバメの飛来で中止。ちょっとさびしい)

真似したいようなしたくないような

胸の中覗いてみたい口上手 (どこにもいるよな~~!話し上手というか口が上手いと言うか。 知らない人にでも目上の人にでも、上手く話しを聞き出す人。 お世辞だと分かっていても、上手にお世辞が出る人。 それも良い事かもしれない。羨ましいわ~~と思いな…

書くことが好き

誘われて視界広がり一行詩 (亡姑の友達のおばさんに誘われて川柳の同人に入ったのは 40歳前だった。毎月土曜日の句会に参加して勉強。 県内でも一人者の先生ご夫妻の指導を受けた。 その後、仕事が忙しくなり句会を脱退したが、あの頃の教えは 今も生きてい…

飛んで行け

春嵐ゆううつ病を吹き飛ばせ (いつになったら、すっきりとした気持ちになれるだろうか。 なかなか先が見えない)

難しすぎて

カタカナの話題を孫と背伸びして (孫たちの口から、さらさらとカタカナ言葉が出てくる。 分からない事ばかりだが、知ったような顔をしたり、それ何? と聞いてみたり、聞いても分からない事の方が多い。 でも、漢字の読みは任せといて!!)

合格通知

春風に乗ってこいこい良い知らせ (孫たちの高校と大学の合格の知らせが入った。 高校の入学式は、予定通り実施されるようだが 大学の入学式は中止。オリエンテーションの予定も 流動的のようで、はっきりとは決まっていないらしい)

長続きしない

長編が重荷になって爪を切る (同じことを長くやると飽きてくるようになった。 長編を読みこなせなくなって時間がかかる、草抜きも すぐ飽きて、終わるまで数日かかるようになった)

老後

老春のステージに振る隠し味 (定年後、様々な楽しみを見つけ前向きに楽しく過ごそうと 心に決めた。あれから6年、それなりの毎日を過ごせている。 ・・・と、自分では思っている)

草抜きをしていると

木や草の香り明日をプレゼント (新芽や花の香りを吸いながら草抜き作業。 独特な春の香りは、次に来る季節を強く感じる)

春分の日

ゆっくりと瞬きをする春だから (陽射しが、ますます明るくなって春本番だなと思える季節。 暖かで柔らかな光を浴びると、寒さで固まっていた身体も 心も柔らくほぐれてくるのが分かる)

どうなるかな~~?

高々とVサイン出す手の白さ (オリンピックは、どうなるのだろうか。変更ないと何度も ニュースで流れている。Vサイン出すアスリートたちの姿を 安心した状態で見たいもの)

何時になったら

予約した明日へ春の色を選る (友人と花見ランチの約束をした二月。春の服になるな~ と思いながら楽しみにしていた。でも、このコロナ騒ぎでは 花見ランチは中止になりそう。次のランチは、夏服になる のだろうか!?早い終息を願っているが・・・)

亡母

耳の奥亡母の言葉がリフレイン (母は、明るく元気な人だった。小難しいことは言わなかったけれど 美味しいもの、食べたいものは一番に食べた方が良いよ。 後まわしにすると、その間に何が起きるか分からないから・・・と いつも言ってた。食べ物だけのこと…

待つ身

入試まで秒読み肉を焼いて待つ (子供たちの入試頃に作った句。 今、孫の高校入試の発表を待っている。 発表は、明後日だと思う)

お化粧をしない顔は。。。

昨日より春色が増す薄化粧 (お化粧は、もともと好きではないのだけれど、髪のカラーを 止めてから卓球に行く時には、お化粧をするようになった。 若い頃より、だんだん塗る物が増えて厚化粧??)

昔の話は、なかなかできないけれど。

重い過去さらりと話す人が好き (卓球仲間とは卓球の話しかしないが、たま~~に昔の話に なる時がある。え~~そうだったの・・・と言うような話を 笑いながらサラサラと話し、何でもなかったように、又 卓球の話題を笑顔でする人がたまにいる。すごいな~…

小説家になれる・・・??

過去形の恋に明るい色を足し (昔々の淡い恋。実ることも無かった。 でも、勝手にああだったこうだったと脚色。 な~~にも無かったのに)

発想

身体中ラインを引いてうずくまる (こうしなければ、こうあるべきだ・・・とか、そういう 縛りを自分で作ってしまうと身動きが取れなくなる。 自由で柔らかな思考回路を持ちたいと思うけれど 歳を重ねるごとに、だんだん難しくなっていく)

負け惜しみ・・・??

ワンテンポ遅れ気楽に暮らしてる (次々と流れてくる情報には、もう踊らされない、いやいや もうついていけないと言うのが現実。でも、それでいいや! 我が家のペースで暮す方が肩が凝らない)

そんなおこがましい

自分史を書けるはずないまだ四十 (40歳の頃に作った句。 70歳になった今でも、自分史なんて書けるはずない。 だって、書くようなことないから・・・)

何年経った!?

姿見に白髪一本見つけた日 (あれから何年が過ぎただろうか。ヘアーマネキュアをするようになり 70歳になったのを機に、ヘアーマネキュアを止めてナチュラル髪に。 カッコつけた言い方をしても、いわゆる白髪進行中。 なかなか真っ白にはならず、ごま塩頭の…

春は目の前

霜やけでふくれた手にも春が来る (こどもの頃、足の指に霜やけができていた。 午後の教室には、南側の窓から太陽が射して気温が上がる。 暖かくなると、霜やけが痒くて痒くて先生の声など上の空だった)

たくらみは!?

珍しく掃除する子の下心 (本当は、子ではなく夫にしたかったが、中七になるので。 もう遠出の釣りに行くことも滅多に無くなったが、遠出を しようと計画がある前になると、洗濯物を取り込んだり 掃除機を持ったりしていた。底が浅いよな~~)

感傷

それぞれの歴史刻んで灯がともる (旅に出て帰りの車窓から見る風景。たくさんの家々に 灯りがつき始め外がだんだん暗くなってくる。私も、 又、日常に帰っていくのだなと、少し感傷的な気分に なってくる。又、明日からがんばろ!と思える)

夫婦の会話

打ち返す玉が時々逸れていく (会話はキャッチボールだと言われることが多い。 夫との会話、そう多くはないのに、ついついつまらない事 を言って気分を悪くさせてしまう。まっ!お互いさまかな)

大切な時間

鉢植えの手入れその日の句読点 (ちょっと外に出て、花の間の草を抜いたり終わった花を 除けたり。合間にやる花の手入れは息抜きでもあり 気分を切り替える時間でもある)

雛祭り

網膜も青く染まって陽に溶ける (ようやく春がやって来ていると実感、陽射しも明るくなり 外で草抜き等をしていると、身体がとろけていきそう)

気温が上がれば・・・と淡い期待

雑踏の中の方言逞しく (混みあう駅や空港などで、方言の集団に出会う事がある。 ツアーの団体さんなのだろう。 こんな光景も、新型コロナ流行で暫くは見られないと思う。 早い終結をと願うのみ)