honnhonn123の川柳日記

毎日一句の川柳

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

そうじゃないと、結婚生活は続いていない。

言い足りず胸の針目が揃わない (若い時は、思っていること、悔しい事、腹立たしい事、等々 なかなか口いっぱいは言えなかった。それも今は昔。 今は、言い過ぎだろうって自分でも思う。 昔は、可愛かったかも。。。)

遠い昔だけど

青春の残り火かすか赤い襟 (青春なんて、何時の事・・・!? でも、胸のどこかにほんの少しだけ残っている青春)

老後破産は避けたい

財テクのアンテナ我が家は低いよう (低いと言うよりないと言った方が良いかもしれない。 投資だ国債だ、あれこれ、金がある所にはあるらしい。 お金は、持っている人の周りだけで動いていると、誰かが 言っていたけれど、本当だなと思っている)

いつまで置いとく!?

壁際に壊れた黄傘増えていく (小学校の傘が黄色限定だった。三人分の傘、次々と 壊してくる傘。そのまま、置いていたらドンドン増えて 先日、ようやくばらしてゴミに出した)

今日は雨

重し取れ欠伸して飲むカフェオーレ (家でのんびりコーヒーを飲むなんてことなかった若い頃。 ダラダラと新聞を読みながらコーヒーを飲めるようになった今)

比喩

落とされたパンの耳にもある主張 (主流を行く人たちばかりの主張が王道を通て行く。 底辺の人たちの意見は、切り捨てられることが多い)

厚かましくなっていく。

ダメージに気づかぬふりができる歳 (ちょっとのことで落ち込んだり、気が滅入ったりしていた 若い頃。年を重ねるごとに、目をそらしてスルーしようと する自分がいる。だから、進歩も向上もしない)

反省

何気なく鳴らした鈴がこだまする (何気なく悪気もなく言ったつもりだったのに、ウオンウオンと 何重にもなって広がっていった。好意的な事より反感の方が 多く、言葉には気を付けなければと、つくづく思った)

悲しすぎる。

天命と諦めるには若すぎる (先日の早朝、若者二人対向車と正面衝突し一人が亡くなり 一人は重体。道路脇に置かれた花束などが、雨に濡れていた。 親御さんの気持ちを思うと言葉もない。合掌)

若い頃

大ジョッキ顔が隠れて一気飲み (友人と職場の仲間と家族で、昔は居酒屋さんに行くことも多かった。 最初はビール。生大を頼んで乾杯。美味しかった。 ほんとに美味しかった。今は、居酒屋さんに行くこともなくなり 家で飲むビールも発泡酒に変わり、夫とコ…

何だろね~~!?

三文の徳は何かと問われても (早起きは三文の徳・・・何?って聞かれても、即答できない。 実際、徳なのか得なのかさえ、良く分からない)

えっ!なにがあったの!?

バイブルが人を救うと庭先で (聖書を読みませんか・・・等と宗教の押し売りみたいな人 来ることがある。結構ですと断るのだが、思いがけなく知り合い がやって来て、驚きながら話を聞いた)

待つってこと

気短に答えを出した日の憂い (もう少し熟慮したら良かった。急ぐことは無かったのに。 後悔ばかり・・・。でも、これが幸いに転じてくれるかも と、脳天気な思いもある)

センター試験

入試の日家事の手を止め時計見る (孫のセンター試験一日目。自分の子供の時とは違った 心配。孫の方が、より心配かもしれない)

おやつ

雨の日に山盛り作るふかし芋 (昔は、子供達があっという間に平らげていた。 今は、冷凍にして好きな時に一人食べている)

そんな日もあったよね。

いらだちは風呂木にぶつけ燃え上がれ (昔、お風呂は薪で沸かしていた。紙の上に木っ端を置いて 火をつけて燃え上がると、空気が入るように上手く木を重ね 大きな火になるように。燃え上がる火を見ると、気持ちが 落ち着いた)

そりゃないよ

土壇場で男の美学振りかざし (筋の通った話をして、皆を納得させないと行けない場面で 感情的な事を言い出して、皆を丸め込もうとする。 そりゃないやろ!と思う)

同じやな~~!

故郷の香り持ってる人に会う (地元の人同士で結婚している人が多い田舎町。 たまに、私のように遠くから来ている人がいて 何かの拍子にそれを知って、無性に嬉しくなったりする)

初心

編集にぬくもりのある柳誌積む (誘われて地元の川柳同好会に入ったのは30代だった。 県下でも全国でも名を知られていた先生ご夫妻の指導を受け 毎週、楽しみだった。月に一回発行の柳誌は手書き。 その後、仕事が忙しくなり脱退。先生ご夫妻も他界され 遠ざ…

勝手な思いかもしれない

優しさが優柔不断に見える時 (好きにしたらええよ。何でもええよ。押しつけがましくもなく 命令されることも無く・・・。でも、後で、ちらっと不満げな 様子を垣間見たら、はっきりして・・・と言いたくなることも)

そんな日もあった。

胸の中言ったつもりの固結び (言いたいことが山ほどあった。ここで口に出してしまっては こじれるかもしれない。そう思いながら、ハンカチを力いっぱい ぎゅっとま結びにした)

せこい

二言目仕事のせいにして逃げる (PTAの役員や婦人会の役員を決める時、仕事をしてるから と言って、出来ないと主張する人がいた。 今だったら、皆、仕事をしてるから通らない話。その頃、私は まだ仕事をしてなかったけれど、農業だって主婦だって仕事な…

挫折

挫折した分優しさを抱きしめる (挫折し他人の弱さや辛さを分かることができる。 逆に卑屈になる人もいる。 それもこれも、その人次第だと思っている)

強がり?負け惜しみ?

胸の隅涙を吸ってバラが咲く (涙の状況を成長の糧には、出来なかったかもしれない。 そろりと回り道したり片目をつぶってやり過ごしたり 堂々と取り組まなかった・・・と思う。 でも、それだから、この地で50年近く過ごせている!?)

身体にはいいよ

旬の味食べて時代に乗り遅れ (季節を先取りしたような美味しいものが店頭に並び レストランにも・・・。 そんな高いもの買えないし食べられない。畑で採れる 季節の物が美味しいよね・・・と、強がり!?)

やっと

琥珀色グラスに写る付けまつげ (ようやく入選。 あまり良い出来だとは思っていなかったが・・・)

さらに没

コークハイの甘さに足を掬われる (若い頃、コークハイが流行っていた。今は、どうなのだろうか!? あまり聞かないので廃れてしまったのかも・・・。 甘いので、つい飲み過ぎてしまう。そんな句だったが見事に没。 自分でも、不出来だと思っていた)

まだ続く

今年こそと思うジャンプが低すぎる (自分では、それなりに飛んだつもりだったが・・・。 実際は、そうでもなくてショック。これも没だった)

冬はスケート

氷上のジャンプに揺れるポニーテール (フィギュアスケート、可愛らしい女の子(?)女性が クルクルと飛ぶ。髪も一緒にクルクルと跳ねている様子 の句。選者さんとは気が合わず没)

まだ続く没

余市の風に積丹ブルーと琥珀色 (北海道、マッサンのウィスキー工場を見に行った時 近くの積丹には行けなかったけれど、余市に吹く爽やかな風に 海の青とウィスキーの芳醇な香りが含まれているような気がした)