honnhonn123の川柳日記

毎日一句の川柳

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

良い思い出?悪い思い出?

絵になった記憶の底をカニが這う (遠い昔の思い出、もうあまり思い出すことも無い。でも、 何かの拍子に思い出し、そろりと動き出すことがある)

一度のことだから

半襟の色迷う孫新成人 (貸衣装の振り袖なのだけど、半襟の色に迷っている孫。 白が良かったらしい。柄がいっぱいの振り袖に柄の 半襟も可愛いと思っていたが、地模様のある白い 半襟を選んだようで、結果、なかなか似合っていて良かった)

そう上手くはいかない

ためらってイチゴ少々水っぽい (機を逃がさないようにやることをやらないと、出来高に 不満が残ることがある。躊躇している間に誰かに先を 越されたり、やる気が失せてしまったり。そうやって この歳になったのだろうか・・・と、思う事も)

同じ時間

同じ香をまとい夫婦と自覚する (コロナ禍の中で、友人とのランチも無くなり、娘との 買い物やランチも無くなった。夫と過ごす時間が 多くなり、買い物や差しさわりのないお出かけも夫と 一緒。春の香りを夫と一緒にかぐ機会が増えてきた)

啓蟄までには

スランプをまだ抜け出せず寒の入り (スランプと言えるほどの力量を持ってはいないけれど 去年の猛暑やコロナの自粛生活で、心身ともに下り坂。 春が来れば等と思いながら、まだモグラ生活から抜け出せない。 どこかで気持ちが切り替わるだろうか。でも、無…

笑い話にもならない

直したい癖二つ三つもう古希なのに (せっかち、短期、雑、あわてん坊・・・ずっと直らない。 年を重ねたら落ち着くのだろうかと思っていたが、 とんでもなくて、これは、もう死ぬまで直らないと思う)

瞬時

手の平の餌見逃さずヤマガラよ (手の平にヒマワリの種を乗せると同時に、どこからともなく ヤマガラが飛んできて、餌を採ると同時にあっという間に 飛んで行く。そして、すぐ別の一羽が飛んできて餌がなくなる まで、それを繰り返す。枝の陰に止まって見て…

ちょいピントが外れた。

焦点を合わせ待つ間の冬の雨 (取りの動きは素早く、なかなか写せない。 焦点を合わせて待っていたら良い・・・と、夫が言うので 焦点を合わせて待っていたら濡れてしまった。その上 鳥ではなく夫の手にピントが合ってしまった)

忘れていく

途中からハミングになる好きな歌 (思い出せない事が多くなってきている。こうやって だんだん脳が退化していくのだろうか。 あ~~いやだ!いやだ!)

メロディー

タオル干すメロディーが浮かぶ早春譜 (良いお天気になった朝、洗濯物を干しながら、ふと ♪は~~るはな~のみ~のかぜのさむさや~♪ と口から出たが、この続きの歌詞は何だったっけ? 思い出せなくて検索して調べた)

信じるか信じないかはあなた次第です。

耳痒くお金貯まると信じたい (先日から耳が痒い。耳が痒いとお金が寄って来るらしい・・・と。 宝くじを買うわけでもなく遺産があるわけでもない年金暮らし なのだから、何の根拠もない話。あまりに痒いので、耳鼻科に行って 耳掃除をしてもらった。お金が…

お寺参り

太鼓橋渡ると願い叶うかも (赤い太鼓橋を渡って本殿にお参りする。 仏さまは、ささやかな願いを聞いて下さるに違いない)

言葉って苦手

何気なく響く言葉を言える人 (同じ一言でも、胸に深く刻まれる言葉をかけてくれる人。 それは言わなくてもいいからって思えるような一言を 言う人。言い方って難しいし、その人の人柄や受け止める 自分の心理状態でも違ってくる。ほんと難しいわ)

寒いから(言い訳)

見栄があるうちは女をやってます (グレーヘヤーにしている。と言えば、かっこいいけれど 美容院でヘヤーマネキュアをするのが、めんどくさく なってきたから。お金もかかるし・・・。マスクにメガネ なのでお化粧もしなくなった。寒いので、孫が中学の時の …

早くこいこい

おしゃべりも今日のリズムに入れておく (友人とのランチ、お隣さんと散歩の時のおしゃべり 買い物に行った時、知人に出会って立ち話・・・。 そんな日常的な事が、全て無くなってしまった。 いつになったらリズムの中に入れることができるだろうか)

まけず嫌いな人もいて。。。

麻痺の手で風船を打つ拍手する (特養のレクは、リハビリも兼ねていることが多い。 思い出話をする、歌を歌うなどは、脳の活性化。 習字や塗り絵などは、脳と指先の活性化。 風船バレーや風船サッカーなどは、身体の活性化。 動きにくくなったり反応が鈍くな…

演歌と軍歌

冬の陽に「さざんかの宿」響く窓 (特養で仕事をしている時、午後のレクの人気は 風船バレーと歌だった。歌を得意としている人が多く 中でも、大川栄策さんのさざんかの宿と千昌夫さんの 北国の春が、ダントツ人気だった。次に人気だったのが 軍歌の戦友だっ…

たまには、飲もうか。。。

一言を胸に畳んだ酒の味 (これは、口出してはいけない。そう思った日のお酒は 少し苦い。最近は、ビールもお酒も、ほとんど飲まない。 一緒に晩酌できないので、夫は、少し寂しそうではあるが)

楽しみはゆっくり

ゆっくりと手紙を開ける鳥が飛ぶ (メールやラインで事が足り、手紙を書くことも無くなって きた。たまに手紙が来ると、急いで封を切り読みたいと 焦る気持ちを抑えながら、それでも郵便受けのある外で 深呼吸をする。冬空に鳥が飛んでいて気持ちが落ち着き、…

無くて七癖

直せない癖二つ三つ古希過ぎて (癖はなかなか直らない。自分でも気づいていないことが 多いので厄介。この歳になると開き直ってしまい ますます厄介な代物)

歳を実感

振袖の孫に自分の歳を知る (昨日、孫の成人式だった。帰りに振り袖姿を見せに 立ち寄ってくれた。長男の次に生まれ、その後、すぐ下に 双子が生まれ、ほったらかされた感がある子だった。なんでも 自分で決めて自分でやり世話の焼けない子だったが、その分…

成人式

孫二十歳凍てつく風を背に受けて (例年とは違う成人式が、今日、行われる。 コロナ禍で、大学の講義も試験も全てオンライン。 友人とも会えずバイトもできず、実家で孤独に勉強している。 この先、卒業までオンライン授業が続くと、大学生活は 何だったのだ…

予期せぬコロナ禍

振袖にマスクが目立つ成人式 (明日、行われると決まった成人式。せっかくお化粧した顔も マスクで隠れてしまう。こんなことになろうなんて、着物を 予約したころには、思ってもいなかっただろう)

寒い年明け

早や七日今年の抱負決めず居る (一月も七日が過ぎてしまった。こうやって、あっという間に 一年が過ぎていくのだろうか。抱負など考えられない年齢に なったな~と思いながら、変わりなく過ごせたらとぼんやり思う)

こんがりきれいに焼くには

餅を焼く丹前の父日曜の朝 (火鉢で餅を焼いている父。休みの日の父は いつも丹前を着ていたなと思い出した。 魚は気が長い人が焼いた方が美味しい。餅は、気短かな 人が焼く方が美味しい・・・と、亡母が良く言っていた)

新春、初入選

誘われて二の足を踏むカニツアー (コロナ禍の句を出した。あまり良い出来ではないと 思っていたが、お情けで採っていただいたのかもしれない。 二月の紙面の句も三句投句したが、これも又、全て 没なのだろうなと思いながら。出さないと選んでもらえ ないか…

温泉宿

ほろ酔いで川の音聞く旅の宿 (南こうせつさんが歌っている、あ~旅の宿という歌がある。 軽快なリズムで、とても楽しく大好きな歌。思いで深い。 特養で仕事をしていた時、この歌に合わせてリズム体操を 作り、利用者さん達と一緒に身体を動かしていた。 ♪…

旅に行きたいけれど

肩先に旅の匂いを染める朝 (旅先でのホテルや旅館の朝食は美味しい。 いざいざ!身づくろいをして朝食会場に。あっちの部屋 こっちの部屋から出てきた人たちがエレベーターの前に 集まって来る。あ~旅に来ているのだなと実感する瞬間)

丑年

馬喰の亡舅が残した鼻輪刺し (牛の鼻に輪っかを通すために穴を開けなくてはいけない。 鹿の角で作った道具で穴を開ける。舅は、馬喰が生業 だったので、いつもこれ持っていた。使いこまれて べっこう色に変色した鼻輪刺しだった。今でも 納屋のタンスの中に…

牛舎跡

舅逝きダルマ菊咲く牛舎跡 (馬喰でもあり牛飼いでもあった舅。一番日当たりの 良い場所に牛舎があり、黒毛和牛を6頭くらい飼っていた。 だんだんしんどくなって来たらしく、一か所を壊し 和風の庭を作った舅。今は、大きな石だけが残り、私が 花を植え、ダ…