honnhonn123の川柳日記

毎日一句の川柳

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

考えも時代と共に流れて変化していく

しがらみを断ち切る扉肩で開け (田舎暮らしは、のんびりはしているけれど、大変な事も多かった。 過去形にしたのは、今は随分と変化し、しがらみに気負って 向かっていたけれど、もうそんな時代ではなくなってきている。 良いのか悪いのかは別にして、皆、…

経験は大事

夢キララ両手に溢れ青春譜 (孫たちは、青春真っ盛り。大学生、高校生。中学生と 小学生もいるけれど。夢がいっぱいで楽しいこともいっぱい。 勉強も、たくさんしなくてはならないけれど、目いっぱい 楽しいことも苦しいことも愉快な事も悲しいことも経験して…

気を付けても

おしゃべりなスズメが網をくぐり抜け (あることない事、あっという間に広がっていく。 誰がおしゃべりスズメ分からない時は、言わないに限る)

自覚は必要

七十と書いて年だと自覚する (若いとは思わないが、そう年だとも思わない。でも、年齢欄に 七十と書いて、自分の年に自分でビックリする)

やっぱり勝ちたい

偶然という強運が勝ちを呼ぶ (卓球の試合をやっていると、ついている時はネットギリギリで ピン球がポトンと相手側に入ったり、台すれすれの縁に入る事 がある。そういう時は、運がある時。運に見放された時は ネットから自分の方にピン球が戻って来たり、…

世代の違い

絵が踊る孫のラインは短すぎ (孫からお迎えなどの要請のラインが時たま入る。 時間と場所だけ、その後はスタンプで一件落着。 簡単で分かりやすい・・・!?)

本質は変わらないよね

羽つけたウサギの目玉赤いまま (大きく羽ばたいた人。久々に逢うと、ちっとも昔と変わって いない。ちょっと落胆したけれど、やっぱりうれしいかも)

思い込み

限られた風でも北の窓を開け (この時期、北側から入ってくる風は涼しい。 北枕は縁起が悪いと言うが、実は、北を頭にして寝るほうが 健康的なのだそうな。そんな話を、最近よく聞く)

応援しているよ

リハビリの一歩は皆の拍手から (ブログ友さんが、脳出血で入院中。とてもお元気で山や海や 家の周りで山野草を見つけたり、蕎麦打ちをしたりミシンをしたり 様々な活動をされていた。今、リハビリの真っ最中。ようやく スマホで文字を打てるようになり、不…

自然体

すり減った奥歯に我慢埋めてある (気づかぬうちに奥歯を噛みしめることがあった。そんな時は 肩に力が入っている。そして肩が凝る。歳を重ねて、ようやく 気づき、口をうっすらぼんやりと開けて奥歯や肩に力が入ら 無いように気を付けている。それでも、な…

年ってただの数字??

七十になっても亡母の子供です (親にとって子供は何歳になっても子供かもしれない。 娘達や息子たちも40を過ぎたけれど、いつまでも、私たちの 子供だと思う。孫は子供とは違う可愛さ等と言うけれど、子供も 孫とは違う可愛さだと思っている)

梅雨は、植物が伸び放題に伸びる。

新芽切る舅が使ったハサミ持ち (舅の49日を済ませたら、庭木などが梅雨の雨で、伸びに 伸びていた。カットしなければと、夫と朝夕、休みごとに 切って整理したな~~と、この季節、思い出す)

梅雨本番

羽伸ばす日が欲し今日も晴れている (毎日良いお天気で農作業に忙しく、雨が降ったら休めるのに と、空を見上げていた若い頃。今の時期は、雨を待っての 代掻き田植。今日は、雨が降ってご近所ではエンジンの音が 響いている。もう、あの忙しさには戻れない)

梅雨の晴れ間

木の息吹感じハサミを握り替え (生い茂って来る庭木。梅雨の晴れ間に切り込んでしまおう とハサミを握ったが、若い芽がちらりと見えた途端、また今度 切り込もうかと躊躇。でも、やっぱり鬱陶しいなと思い直し 若芽を残して切り込んだ)

見づいていないだけ・・・!?

好物を出すからおいで福の神 (福の神は、なかなかおいでになってくれない。でも、 考えて見れば、貧乏神もおいでになっていないかも・・・。 プラスマイナスで、ちょうど良いのかもしれない)

将来のことを思っても仕方ない

別々の未来を見てる夫婦箸 (二人暮しになって、もう長い。外に出る時は、ほとんど一緒。 家の中では、ほとんど別々。これから先、ずっと元気で暮したいが 先のことは分からない。別々のことを思いながらも、何かの時には 側で支えてくれると信じているし、…

雨の日には

父の目に母の棺が写ってる (25年以上も前のこと。秋の台風が去った後、母は逝った。 秋ではないが、雨が降ると思い出す亡母の事、亡父の事)

振り返って

花びらをつま先立ちで踏んで行く (ずっと若い頃、何かの本に投稿して最優秀賞をもらった句。 年を重ねてくると、だんだん感性が鈍くなってくる)

供に老い

リハビリを助ける妻も背が丸い (特養で仕事をしていた頃、毎日面会に来られる奥様がいた。 午後のレク兼リハビリの時間には、二人で参加されるほど 仲良しでほほえましかった。今、私たち夫婦も、その方たちの 年齢に近づいている)

ぶり返したくない

かさぶたがきれいに落ちた過去の事 (かさぶたが自然に取れた後の肌は真っ白できれい。 無理にかさぶたを取ると、まだ肌が赤かったり、治りきって いなくて傷がぶり返したりする。無理は禁物)

田舎って

のんびりと見える田舎に棘がある (田舎は。長閑で良さそうにも見える。そういうこともあるが そればかりではなく、いろいろと煩わしい事、ご近所さん抜きでは 暮らせない事。そのためには、思った通りには行かない事もあり 我慢と長閑と、秤にかけながら今…

時が経てば

ポケットにしまった拳冷えてくる (腹立たしい思い。誰にも言えずどこにぶっつけようもなく 胸に収めた。時が経てば冷静にもなり忘れてもいく)

焦ったってダメ

気力だけ空回りする日が高い (あれもやっておかないと、これも残っている・・・等と 気持ちばかりが先走るが、身体が付いて行かない)

眠れない夜

眼が冴えて一人しりとり満月夜 (眠れない夜がある。一人しりとりをしたり、県庁所在地を 言ってみたり、花の名前を言ってみたり・・・。 どこが最後だったか分からないまま、眠っていた)

だからめんどくさい

寝返りの上手なスズメ輪の中に (気を許してん何でもペラペラしゃべっていると、とんでもない しっぺ返しが来ることがある。あっちに良い顔こっちに良い顔 をする人だったとは知らなかった)

郷に入っては郷に従え

昼食はうどん讃岐の風に染まってる (最初の五は字余りで七に。中七は字余りにしない 方が良いが、五文字は、字余りにするときもある)

メリハリは大事

不精髭生やす男に濃い緑茶 (ステイホームの間、夫は、髭を滅多に剃らず不精髭。 ダメダメ!家にいたって、身だしなみは、キチンとしないと!)

三句とも没

望みなど無いが笑って暮らしたい (読んだまま。面白くもなんともない句だと・・・)

まだまだ没

子に託す望み未だに言えず居る (同じような句で、望みを子に託しているという句。 これとは、逆な句が一席だった。ちょっと後ろ向きだったか!?)

早くも没句

ささやかな望みランチに行ける日を (コロナが収束し、楽しく美味しくランチに行けたらいいな。 これでは、没になるだろうと納得)