honnhonn123の川柳日記

毎日一句の川柳

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

秋のおやつは

蒸かし芋にかぶりついてる老夫婦 (小さ目のさつま芋を、いっぱい蒸かして小分けにして 冷凍している。菜園の仕事や草刈りが終わった後 レンチンして食べると美味しい。冷凍しておくと 甘さが増すような気がする)

お下がりとは言わないよな~。

娘や孫の要らない服を婆が着る (孫たちや娘は、着なくなった服を我が家へ持ってくる。 売りに出しても売れないような服を。捨てるには もったいないし。その中から着られるような服を 選んで私が着ている)

理にかなっている

竹べらで畑に落とす鍬の土 (長靴や鍬に付いた土を、どこにでも無造作に落としていると 舅の怒鳴り声がした。手作りの竹べらを、いつも持参して、 付いた土は、畑や田圃に落として帰るようにと)

カッコいいいよ

揺るぎない決意ゴールドのイヤリング (決意を表明する若い女性。大き目のゴールドのイヤリングが きらりと光り、大きな意思を胸に秘めていると感じた)

花を見ていると

鉢植えの赤が私に味方する (毎朝、庭の花を見るのが日課。気が滅入る朝、真っ赤な キンギョソウやゼラニュウムに励まされるような気がする)

衣替え

彼岸明け厚手の上着用意する (急に秋がやってくる。半袖を片付け、厚手のシャツを出す)

予定表

埋まるのは受診日だけの予定表 (ランチやお誘いの予定がいっぱいだったのに いつの間にやら受診日だけになって哀しい限り)

来年は

笛太鼓聞こえない秋三年目 (秋祭りの時期がやって来ている。今年も、秋祭りは 中止のお宮さんが多い。お神輿も獅子も出ない秋)

平凡すぎ

草抜いて花を眺めて今日も暮れ (夕暮れになって、今日も無事終わったとホッとする。 特別な事はしないというかできなくなったが、庭や ご近所の花を眺め、目立つ草を抜いて、それが出来たら それが一番だと思えるこの頃)

信じるしかない

いつまでも進歩できると言われても (筋肉だって頭脳だって、年齢関係なく、もっと 進歩するし力も付くはず・・・等と言われてもな~。 でも、多少、それを信じて運動やら読書やら)

情報

台風情報早くから聞き疲れ気味 (台風が発生してから、ずっと情報が流れる。 当地に近づく頃には、すっかり耳が疲れている。 でも、被害が無かったから言える事)

母の務め

ゴミ箱になって愚痴聞く母だから (娘たちの愚痴を聞く。それが私の存在価値だと 思いながら、ゴミ箱になりきろうと前を向く)

これではいけないけれど

早くからの台風情報聞き疲れ (早くから台風情報が出て、聞いたり見たりするのに 少々疲れ気味)

ブログ友さん

価値観が同じで心響き合う (ブログ友さんとは、お会いしたことは無い人ばかりだけど コメントの内容、ブログの内容などで、お人柄を感じる 事ができる。訪問して下さる方は、皆、共感できる方)

過ごしやすい季節、早く来い!

細胞を生き返らせる秋の風 (涼やかな風が吹きぬけると、身体にこもっていた熱や疲れが 吹き飛んでいくような気がする。早く秋が来ればよいのに)

みんな頑張れ!!

掛け違うボタンを今日も直せない (どこでちぐはぐになったのだろう。きちんと元に戻る日が 来るだろうか。元に戻らなくてもちぐはぐのままの現実を 受け入れられる日がくるだろうか、きっと来ると信じよう)

手を合わせ頭を下げる朝の虹 (朝の虹、なにか良いことがあるかもしれないと 思わず手を合わせて祈った)

同人誌

本筋を少し外れて苦い水 (若い頃、川柳の同人に入っていたが、忙しくなって 脱会し川柳を休んでいた。退職して、又川柳を始めた。 同人に入っていないと入選しにくいよと川柳仲間が言った。 そんなことは無いと思ってはいるが、時々、そうかも知れない と思…

何もできない

月にふと人生思いかといって (月を見ていると時の流れを実感できる。 どんどん月日が流れ虚しい気がしないことも無い)

どうなってるんだ

口角が下がるばかりの記事続く (毎日のニュース、楽しく気持ちが和むものが無い)

老人の日が近い

七十を過ぎたと胸で鐘が鳴る (若い頃、70過ぎの方は、すごく年寄りに見えていた。 今、自分が70歳過ぎて、若い人や子供から見たら すごい老人に見えるのだろうな~と思っている。 自分では、そうは思えないのだけれど・・・)

図書カード

残金がある図書カード持ち歩く (投稿した文が掲載されると図書カードがもらえる。 たまに娘からももらう事がある。年金生活になって 現金で本を買う事が無くなった。図書カードがあると 現金があるより財布が豊かになった気がする)

野鳥

手の平の餌ついばみに来る野鳥 (ヤマガラは、人懐っこくて手の平に乗せたヒマワリの種 を取りにやって来る。餌付けをして楽しんでいるグループ もあるが、私は、自然の小鳥は自然に任せた方が良いと思っている)

兼題「枝」の三句目

枝葉など気にせずやれと孫の背を (がんばれと押して力を発揮する孫、何も言わずに 見守る方が良い孫。一概には言えないそれぞれの孫達)

若いっていいよね

枝落とす若い庭師の玉の汗 (庭師をする若者も少なくなっている。息子の同級生が 仲間と一緒に庭師をやっている。以前、庭の植木や石などを 欲しいという方の家に運んでもらったことがあった。 小学生の時に会って以来のだった。皆、逞しくなっていた)

数カ月ぶり

焚き付けの小枝集めた山の荒れ (月一回の川柳の投稿、もう数カ月も掲載されなかった。 久々の佳作入選。友人からおめでとうとラインが来た)

遠くなる故郷

故郷がますます遠いコロナ禍で (まだ元気なうちに、一度、故郷に帰り墓参りがしたいと 思うが、コロナは収まりそうになく、ドンドン歳を重ねて もう願いは叶わないかもしれない・・・と、思うこの頃)

答えは見つからない

なるようにしかならぬよと胸の内 (今は行動を起こす時ではないと思っているけれど それが正解なのかどうかは誰にも分からない)

秋が近付いている

巣を残し飛んでいく前顔見せて (ツバメが南へ帰る彼岸頃、ツバメが集団で家の周りを 飛び回ることがある。多分、産まれた場所を確認して お礼とお別れを言いに来るのではと勝手に思っている)

無機質に時間は流れる

話す事特にないけど日は暮れる (恒例の家卓球の時も、あまり話さずにピン球を打っている。 一緒にテレビは見ないし、食事の時、新聞に出ていた 話題と天気のことを少し話すだけ。それでも時間は流れる)