2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧
二人居に春キャベツ二個持て余す (おすそ分けやら自家菜園での野菜など、二人暮らしでは なかなか食べ尽くせない。どこでも作っているので、差し上げる 事も出来ず、毎日、同じメニューになる)
良い人を演じる胸がどす黒く (胸に言い訳やら罵声やらを溜め込みながら、いい人を演じて 疲れ果てて、濃茶をのんでいる)
県外の車が多く連休と知る (ゴールデンウイークに入っているらしい。買い物に行ったら 県外ナンバーの車とすれ違う。実感がない連休だったが こういうのを見ると、あ~~連休なのだと知る)
猫ん毛の雨と笑って亡母が言う (細い細い小雨の事を、母は、猫ん毛のような雨だと いつも言っていた。そんな雨が降ると、兄姉たちと ラインで盛り上がる)
雨予報前倒しして苗を買う (来週にでも花の植え替えをと思っていたが、雨予報 なので、思い切って夏秋用の花に植え替えた)
イノシシが減ってタケノコ持て余す (今年は、イノシシが急にいなくなってタケノコの被害が ない。食べるだけ掘った後のタケノコを切ってしまわないと 竹になる。荒らされていないので竹の本数が多く、切るのに 難儀している。大きくなったタケノコを切るの…
大粒の雨に菓子でも作ろうか (梅雨のような編めばマリの日が続いている。散歩にも行けず テレビを見る気にも、本を読む気にもならない。何か美味しい 物でも作ろうか!?買うのは簡単、でも、違う気がする
朝散歩三日も中止空を見る (雨続きで朝散歩は中止ばかり。今日こそは歩けるかなと 空を見上げているが)
公園の桜も揺れるブランコも (桜咲く公園のブランコが揺れている。家族で公園に 来ているのだろう。楽しげで明るくてよいなあ~)
燧灘見下ろす山のブランコよ (雲辺寺の頂上付近にブランコが設置されている。燧灘を 一望でき素晴らしい景色が広がっている)
ブランコに子等も無く統廃合 (小学校の統廃合、幼稚園と保育所のこども園への移行。 等々、地元から学校が無くなっていく。寂しい事)
宝箱隠した場所を忘れてる (忘れているくらいだから、別にどうってことない宝物。 その時は宝物だったかも、時が流れてただの屑)
何もない我が家の宝孫八人 (そのまんまの句)
ゴミの山宝の山に変わる時 (そのまま出せばゴミ、分別捨て出せば資源等との幟が、はためいて いる。ペットボトルもプラゴミも再生可能ゴミ)
泣き虫の顔は寝床に置いてくる (結婚50年も経つと、随分厚かましくも強くもなって来る。 もう、枕を濡らすことも無くなった。ほんとに今は昔)
泣き虫は海に捨てよと我に言う (今は、夫の嫌味を言ったり怒ったりできるけれど、結婚した 当初は、そう言う事も出来ず泣くことも多かった。今は昔)
歳重ね泣き虫になるお互いよ (歳を取ると、身体のあちこちが緩んでくる。涙腺も同じで 緩くなっていると思う。そんな話をしたら、同じよと友人が)
春が来た衣替えして寒戻り (もうう良いかな~と、うすでもブラウスを着ていると 急にまた寒くなる。毎年、同じことを繰り返している)
春本番すぐに見つかる花探し (良い花は無いだろうかとカメラを持って花探し散歩。 先日まで、なかなか良い花が見つからなかったが、今は どこを歩いても花がいっぱい)
趣味の会勧誘が来る二つ三つ (適当にいい加減に相槌を打っていたら、次々と趣味の会に 誘われて困惑している。川柳会だけで十分なのに)
適当な相槌後で泣きを見る (ちゃんと話も聞かず、その場しのぎの相槌を。 こういうの、絶対、後で泣きを見ることになる)
雨止まず草抜き休む日が続く (草抜きを頑張ろうとその気になると雨が降る、やる気を削がれて ため息交じりに雨を眺めている)
草の伸びそろそろ軍手準備しよ (雨が降り止んで太陽が出て気温が上がる。そうなって来ると 草が一気に出て伸びて広がっていく。草との戦い開始)
企みのある朝の汁薄くなる (いろいろ思い巡らしていると、朝餉の味に気が回らない 事もあって、美味しく出来上がらない)
桜には負けるものかと紅をさす (川柳句会の吟行。花見をしながら句を作り評価し合う。 この句を出すつもりだが、どうかな~~!?)
コンビニの弁当広げそれも良し (花見弁当も見回すと、コンビニやスーパーで買ってきている 人ばかり。昔とは違うよ。美味しいし手間がかからないし。 スイーツも一緒に買ってきている人も多い)
花盛り散歩の足も軽くなる (どこを歩いても花盛り。花を見ると明るい気持ちになって来る)
後悔の涙飛び散る風よ吹け (読んでそのままの句なので、面白くも何ともない駄句)
風さやか回り道して花探し (下手な俳句のよう。川柳らしさがない)
新緑を渡る風聴く夫の側 (宛先の住所が変更になっていて、前の宛先を書いてしまった。 そのせいで没になったと勝手に思っているが、多分違う)