honnhonn123の川柳日記

毎日一句の川柳

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の花

亡母に似た赤いダリアが畑の隅 (ポンポンダリアが咲き出すと、子供の頃、あちこちの 庭で咲いていたのを思い出す。最近は、ダリアをあまり見かけない)

結婚したころ

父に似た後ろ姿を知らぬ町 (結婚して50年過ぎたので、もう父や母の姿を探すことも 無くなった。結婚したころは、故郷や父母が、懐かしく て仕方無かった・・・と、思い出している)

真夏日

真夏日の陽射しに負けぬナスの花 (菜園に植えたナスに紫の花がつきだした。一つの仇もないとかで 全部、ナスになるらしいが。負けられないと、空元気)

実は

手の中で転がすつもり妻の負け (夫を手の中で転がしているつもりだったが、夫は、聞くふり だけして、気づくと、自分の思った通りにやっている。 は~~と、思いながら、実質、負けやな~と)

食事の用意

確かめたレシピ通りに鍋の中 (食事作りが、めんどくさい時が多くなってきた。それでは いけないとパソコンで簡単レシピを見て作る)

玉ねぎ高価

野菜高知って玉ねぎ宅急便 (スーパーの特売、玉ねぎが一個100円とか。特売で100円!! とにかく高いらしい。我が家の菜園の玉ねぎ、三年ぶりに 良くできた。息子の所に、例年より多量の玉ねぎを送った)

ばかばかしい

聞き間違い言い間違いで夫婦喧嘩 (言った、聞いてない、そんな事で、喧嘩が起こる。 ばかばかしいが、これも歳のせい・・・!?)

若い頃

恨み言書き連ねてる午後三時 (腹立たしい事、口には出せない事、そんな思いが溜まって くると、いろいろと書いては捨てていた。 パソコンもスマホもない時代のこと)

明るい未来は!?

豊かさを支える油揺らぎだす (ガソリン代、その他もろもろの値上げ。上がらないのは年金。 環境問題、侵略戦争も起き、この先、変わらぬ豊かな平和 は、夢物語になってきそう)

市長選

落選を速報で知りやっぱりな (夫の姉の旦那の弟が市長選に出馬。表明したのは早かったが その後、県議さんの出馬を知り落選だろうなと思っていた)

さつま芋の苗

板切れの定規で芋の蔓を挿す (サツマイモの蔓を、板切れで作った定規で測りながら 植えていく。美味しい芋ができるだろうか)

目からうろこ

肩肘をはらずに今日も花の中 (大勢の人の輪の中に入るのは、めんどくさかったり 疲れたりで、今日も、朝から庭の花の中。孤独を好む 高齢者は、ネガティブな感情を抱きにくいらしい)

人が集まると価値観も様々

論点がずれて着地もずれてくる (楽しいはずの趣味の会で、乱す人が一人でもいると その意見に引っ張られて論点がずれて??と思う 結論に達することがある。趣味の会は楽しくやろう)

ツバメのヒナ

ツバメの子餌を待てずに高く啼く (納屋のツバメの巣でヒナが孵っている。大きくなって きて、親ツバメが帰ってくるのが待ちきれないらしく さえずり声が大きくなっていく)

春の運動会

校庭にテントが三つ子等の声 (運動会は、春に開催されるようになった。運動会が 近いのだろうか。テントの準備ができている)

アンネのバラ

友の庭アンネのバラが咲く五月 (高校時代、アンネの日記を読んだ。今年も、友の庭では 甘やかなオレンジ色のアンネのバラが咲いている。ちなみに 画像のバラは無関係のミニバラ)

誕生日

生きてれば齢百八亡母の歳 (齢も歳も同じなのだが、あえて二度使った。 今日は、母の誕生日)

花の苗

活着をした花の苗雨上がり (雨が降っている間にと花の定植やら植え替えをした。 水を遣らなくても、何とか活着したよう)

新刊は買えないので

雨三日繰り返し読む「宮部みゆき」 (散歩にも行けず外作業もできず、マッサージ機に 座って、宮部みゆきの時代小説を読んでいる)

なかなか難しい

輪を乱す人に手を焼く趣味の会 (体育館での卓球教室、私は、今は休んでいるが、夫は 変わらず練習に通い、来月初めには試合がるらしい。 皆、70歳前後の方ばかり。中には、意見を主張する人もいて 世話人さんを困らせているらしい。もう達観しようよ)

我慢は難しい

一言を首にぶら下げ出汁をとる (毎朝、味噌汁の出汁をイリコと昆布でとっている。 起きて来た夫に言いたい文句があったけれど、言うのを 我慢して朝食の後に、やっぱり口から出た)

夜の大風

軒下の花びらを掃く夜の風 (夜中に大風が吹くと、庭中に花びらや笹の葉が散乱して とんでもなく見苦しい。何をさておいても掃き掃除)

何が良い事なのかはそれぞれ

打つ人の周りだけ飛ぶ紙風船 (シャボン玉は、風に乗って飛んでいくけれど割れるのも早い。 紙風船は、打たないと落ちてしまう。複雑な思いで眺める 時がある)

値上がり

ガソリンの高値襟元冷えてくる (ガソリンが高い。簡単に車で出かけられない)

タケノコの時期は終わった

崖に咲くツツジが赤い明日は雨 (赤いツツジが満開になると、タケノコの収獲の最盛期。 フジが咲くとタケノコの数が減ってくる。タケノコの収獲 作業はしんどくて、早く終わって欲しいと思いながら。他の 農作業とは違い、すぐ大きくなるので雨でも休めない…

まだ続く

連休は残っているらし五月晴れ (昨日で連休も終わりだと思っていたが、今日、休みを 取っていれば明後日まで休みは続くのだそうな)

連休最終日

連休は家で過ごすと草を抜く (良いお天気続きだったので、どこも人でいっぱいだろう。 連休なんて関係ない我が家は、菜園や花壇の草抜きで過ぎた)

兼題「友」三句目

焦らずに負けるが勝ちと言った友 (来月の兼題、作る 何とか三句できたけれど、多分、没だと思う。 発想も語彙も枯渇していると自覚)

兼題「友」

友からの便りメールに変わる今 (携帯もあるけれど、友からの定期的な便りはパソコンの メールで届く様になった。手紙からパソコンに時代は変わる)

今月も没

再会の友も私もグレイヘヤー (コロナ禍で、ずっと会えなかった友。二年半ぶりの友との 再会。お互い、ヘヤーマネキュアを止めてグレイヘヤーに)