honnhonn123の川柳日記

毎日一句の川柳

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

新年度

新年度巣立ち見守る老夫婦 (進級、進学、一人暮らし、社会人と孫たちは巣立っていく春。 どんな人生が待っているだろうか。じじばばは、ただただ 祈りながら見守るしかできない)

この歳になっても悟れない

小さい愚痴後ろを向いてそっと吐く (今が一番良いと思いながらも、なぜだか愚痴が口をつく。 もうええやろと思いながらも、そう簡単に悟れるものではない)

カップ

嬉しくてコーヒーカップを花柄に (断捨離をした食器類。カップは、職場で使っていた物と 友人からのプレゼントの物を使っている。店頭で可愛い物を 見ると欲しくなるけれど、我慢我慢、買わない))

桜前線

ブログ記事で桜開花を追いかける (南から北へ桜を追って旅はできないけれど、ブログ サーフィンしながら追いかけている。ブログ友さんの 山形は、まだ雪が残っている)

そうやって成長する

成熟と青さの狭間孫の背な (まだ子供だと思っていた孫。いつの間にやら、自分の 来し方を振り返ったり、反発したり甘えたり悩んだり。 きっと近い将来、様々な事を理解する時が来ると信じている)

花があれば

ポピー咲く故郷今は家もなく (実家は壊して更地になり、元の持ち主さんに返した。 古里は、一年中花が咲いている地。今は、ソメイヨシノに 山桜、菜の花やポピーが花盛りだろう)

急かされても、すぐには動けない。

燕雲雀に腰を上げてと急かされる (ツバメの飛ぶ姿を見かけ、ヒバリが高い声でさえずりながら 高く舞い上がっている。もう春が来たと、背中を押される)

いつ終わる・・・!?

他所事でない砲弾が響く街 (世界平和は、微妙なバランスを保ちながら続いていく と思っていたけれど、最近の情勢を見ていると不安で仕方ない)

お饅頭

名物の饅頭の味五年ぶり (国道沿いの峠に名物の饅頭屋さんがある。昔なら 峠の茶店かな。あまり通らない道なので、滅多に買う事は ない。今日は、新しく開通したトンネルを車で走ってみる 事にしたので、帰り道に立ち寄って買った。出来たてホカホカの 蒸か…

合掌

百歳の叔母の訃報を聞く彼岸 (母方の叔父の奥さん。父方も母方も、叔父叔母たちは これで、皆、逝ってしまった。明るくて美人だった。 手先が器用で編み物の先生だったと覚えている。合掌)

産直店

お彼岸の花買う人に並ぶレジ (産直店に行ったら、お墓参り用に花やお供えの果物などを 買う人たちでいっぱい。レジには、それらを山盛りに 入れたレジカゴを持っている人たちが並んでいる)

あ~~いや!

広めたい話は堅く口止めし (誰にも言わんとってよ・・・等と言ってくる人は、大概 皆にそう言いながら話を盛って言いふらしていることが多い)

コロナ禍

除菌液マスクが入る会葬お礼 (ご近所の100歳になる方のお葬式。お葬式が行われる斎場 には参列しないで欲しいとのことで、ご自宅に香典を持って 行くことになった。今までは、スティックのコーヒーとか 茶の葉とか、そういった類のものが多かったが 今回は…

本当は小心者

サングラス外すと口が重くなる (小気味の良い毒舌で通っていたのは、サングラスのせい!?)

卒業式

卒業式ネットで視聴コロナ禍で (コロナ禍でなくても参加はできないのだが、今は、 ライブ配信があって、リアルタイムで見ることができる)

真逆の人生

父と舅真逆だったとお彼岸に (父は、真面目誠実堅物の人だったし、そんな人生だった。 舅は、飲む打つ買うを地で行く人だった。馬喰という生業 だったせいだろう。だからどうなのかと問われたら答えは 出ないけれど・・・)

さえずりの練習

まだ下手なウグイスの声聞く散歩 (上手にホーホケキョと啼けないウグイスの声を 聞きながら朝の散歩中)

年取ったな~~!?

昼下がり今日は卓球明日は本 (午後から夫と卓球をするのが日課になっている。でもしたく 無い日もあって、そんな時は時代小説を読みながらマッサージ をする。時々ウツラウツラする時も)

投稿の句何度も直し没になる (最近、選んでもらえていない。選者さんと全く気が合わず 等と言い訳しながら、今月も投句のハガキを出してきた)

鯉のぼり

男の子出来たと鯉が空を舞う (雛祭りが終わると、すぐに、あちこちに鯉のぼりが上がっていた。 子供が少なくなったことと、価値観が大きく変化したことで 鯉のぼりを見かけなくなっている。寂しい気もするが、それも 時代の流れ)

中学卒業

卒業の孫に幸あれ遠くから (次女の所の末っ子孫、今日が卒業式だったらしい。 県下一大きな中学校だったので、NHK のニュースで 放映された)

まだ蕾なのだから

そこそこの花になってよ孫つぼみ (8人の孫たちは、それぞれに大きくなっている。と同時に 私たちは、歳を取っていく。花開くのは、もう少し先だと 思いながら自分なりの花を咲かせてほしいと思っている)

三個

寒の餅迷いながらも三個食べ (子供の頃、寒餅の伸し餅を搗き、切り餅やアラレに夜なべで 切っていた。乾燥させて缶に入れ保存し焼いたり炒ったり 揚げたりして、おやつだった。懐かしく思い出す)

三年も

三回目接種終えても引きこもり (コロナワクチン三回目も打った。感染の可能性はあるので 買い物以外、どこにも出かけず引きこもり。もう三年にも なって、体調が悪くなる日が多くなってきた。いかんな~)

兼題三

三度目の失敗夫と許し合う (選んでもらえるかなと思っていたけれど没)

寒戻り今期最後の鍋にする (今日は、寒く感じる。昨日、暖かかったせいだろうか。 鍋料理も、今夜が最後かな~~!?)

暖かくて良いけれど黄砂は困る

涙目に黄砂に花粉春あらし (遠くの山は見えなくなるくらいの黄砂が飛んでいる。 だんだんひどくなって近くの山もぼんやりとしか見えない)

河津桜

高そうなカメラ横目にコンデジで (望遠のレンズを入れて三脚を立て、河津桜に群がるメジロ を狙っているカメラマンさん達が。皆、それなりの歳で 趣味なのだろう。ほんとに良いカメラばかり。気が引けながら コンデジで写した自分)

見たくない皺が鏡に今日も又 (この歳になったら皺があって当然なのだけど、毎朝 鏡で見てうんざりしたりガッカリしたり)

卒業式

歌のない卒業式も思い出か (コロナ禍の中の卒業式。歌は無く録音されていた吹奏楽の 演奏が流されただけだったらしい。それも思い出になるよ ・・・とでも思わないと、可愛そう過ぎる)