honnhonn123の川柳日記

毎日一句の川柳

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

若い時は似合っていたのに

母の編むブルーのセーター鮮やかに (亡母は、手編みが得意で、何枚もセーターを編んでくれた。 今も、タンスにそっと眠っている。着たいのだが、洗濯が 大変なのと今の私には似合わなくなった)

思い出

新刊を一番に買うバイト代 (頼まれて、お茶摘みの手伝いに行っていた。4月末から 5月中頃まで、20日足らずだっただろうか。バイト代を 下さるので嬉しかった。三人の子供たちに、お小遣いを やり、本屋に行って本を二冊ほど買って、シュークリームを 買って…

プラゴミ等々

缶コーヒーコップに移す気のゆとり (コンビニに行けば、挽きたてのコーヒーが出てくる。 もう缶コーヒーとは、縁遠くなっている。 プラゴミ、廃棄食料等々、問題は山積みなのに 自分のことのようには切実に思っていない私。だめだな!))

ストレッチ

ストレッチ今日のリズムに入れておく (ツバメが来ているので、家卓球は、しばらくお休み。 早足散歩も、今は休憩中。動画を見て、無理のない できるストレッチを、起きる時、寝る時、テレビを見る時 短時間ではあるがやっている)

懐かしい

じゃんけんでおやつを分けた子等四十路 (子供達三人が小さい頃、おやつは三等分。 量も大きさも、そう変わるわけでは無かったのだが 必ず、じゃんけんをして勝った方から取っていた。 時には、三回勝負とか、前もってルールを決めとかないと そうじゃなかっ…

食欲

伸び盛り手抜き料理も空にする (高校生女子双子孫が、部活帰りにやって来る時は 夕食を用意する。前もって分かっている時は、準備 しておくのだが、突然だと冷蔵庫の中の残り物で 手抜き料理になる。それでも、食べ尽くして帰る)

なかなか達観できない

葬ったはずの昨日が彩をもつ (嫌な事、信じたくないことが起き、忘れてしまおうと 胸に誓った。自分が悪かったのかもしれないし勘違い かもしれないし。でも、なかなか胸の中に納まりきらない。 はっとした瞬間に、また思い出して胸の中で燃え盛る)

ペンと手帳で

手帳持つ吟行の人車椅子 (俳句仲間の方たちだろうか、手帳を片手に句づくりに 没頭されている。中には、車椅子の方もいて、良い趣味 だな~と、思いながら見ていた)

適当が一番

手作りに拘り過ぎて心身症 (何でもこだわり過ぎると疲れ果ててしまうから・・・と 言い訳のような事を言って、適当にごまかしている。 でも、身の丈に合ったように暮らしたい。手作りが最高 なのだと縛られると疲れてしまうから。不器用な人の言い訳)

とりあえずは顔を上げよう

白旗の後で明日の策を練る (つまずいたけど、転んだままではふがいない。 気持ちを切り替えて、次のステップに進もう。 若い時は、そうだったな~!今は、出来るかな!?)

勝手が良い時だけ

夫を呼ぶ手が届かない湿布薬 (肩甲骨あたりに貼る湿布薬。どうしても手が届かずに 夫に頼むことになる。なにか、上手く貼る方法は ないものだろうか・・・)

もうそんな歳になったんだな~!

古希過ぎてゴールはここと鈴がなる (73才を元気に越せたら、その後は余裕があるかもよ と、職場の先輩に言われたことがある。去年の夏から 体調がイマイチな事が多く、越せるだろうかと不安に なったり、何心配してるの元気でいなくては・・・と 思い直した…

ウィルスは見えないから

埋まるはずだった予定が消える春 (来年は、花見ランチをしようね・・・との約束は 消えてしまった。感染対策をしながら動いたら大丈夫だよ と言う人もいるけれど、皆が、そう言う風に気を緩めたら また、感染者が増えると思う。ワクチン、特効薬が、充分に …

眠れぬ夜

さんずいの漢字数える真夜中に (眠れない夜、さんずいの漢字を、どれくらい知ってるか 空に書きながら数えることがある。何度も、やっているうちに 新聞や本、テレビなどでさんずいの漢字を探している自分がいる)

呼ばれ方

かあさんと呼ばれて何時しか母になる (子供達にかあさんと呼ばれて、だんだんと母になれた気がする。 孫たちに、ばあばと呼ばれて祖母になった気がする)

春の雨

菜園の湿り確かめ土起こし (最近、雨が多い。耕耘機で菜園を耕したいと思っている夫。 土の湿り具合を見ながら、天気予報と照らし合わせながら いつなら耕起できるだろうかと迷っている様子)

桜の開花も目の前

花粉症なのに桜を待つ不思議 (ひどい花粉症ではないが、くしゃみと目の痒さが 時々襲ってくる。庭に花を植えなければ良いのに 桜の開花を待ちわびなければ良いのに。そりゃそう なのだが、それとこれとは違う)

何年経つかな~~!?

故郷の地図が手元にある安堵 (故郷も、もう随分様変わりしただろうな~。と思うけれど 見ていた川や山は、変わりないかもしれないと思ったりもする)

孫が来る

孫が来るどこか華やぐ夕餉時 (高校生の女子双子孫、時々、迎えに来てのラインが入り 学校に迎えに行き、夕食を食べさせて塾に送る。 いつも夫婦二人の食事の品数が増え、若者向きの料理になる。 ぺちゃくちゃ喋るわけではないが、賑やかな夕餉になる)

スルーするのも大事

自慢するもの何もなくて会に出る (孫自慢、子供自慢、旦那の職業自慢、等々、会話のあちこちに それをにおわせる人がいる。もうええわ~~!って思いながら 聞こえないふりをしたりしながらスルー)

故郷は花盛り

ポピー咲く故郷二度と行けぬかも (コロナ禍の状況では、遠出はできない。故郷に行きたい 思いはあるけれど、収束するまでに歳を重ね過ぎてしまい 旅も無理になっているかもしれない)

自分のこと、自分でも良く分からない

九十度違う自分が米を研ぐ (自分を半分以上も押し殺し我慢しながら結婚生活を 送っていると若い頃は、そう思っていた。でも 今の自分を見ていると、案外、性に合っていたのかも しれないと思ったりする)

九十度違う自分が米を研ぐ (自分を半分以上も押し殺し我慢しながら結婚生活を 送っていると若い頃は、そう思っていた。でも 今の自分を見ていると、案外、性に合っていたのかも しれないと思ったりする)

簡単にはできない

桃の芽に夏の実りを頼んどく (桃の摘蕾の時期がやってきた。大きくて良い実ができる ように、蕾を摘んで花を少なくし、実がなると、それを さらに摘果する。大きくて美味しくきれいな実を実らせ るためには、たくさんの細やかな作業がある)

未練がましいけれど

ゴットンと電車が揺れる春の旅 (ツアーの広告が、また入りだした。良い旅はないかと 見ては、友人たちと出かけていた。もう数年、出かけていない。 多分、もうツアーで旅することも無いだろうな~と思いながら 広告を隅々まで見てチェックしている)

いつまでかかる・・・??

黄昏る歳になったと露天風呂 (もう一年もあまり日帰り温泉に行っていない。 肩凝りが始まると日帰り温泉でのんびりしていたけれど この状況になってからは、温泉にも行けていない。 行けていないと言うよりは、行く気持ちになれない。 コロナの収束、いつに…

場当たり主義・・・かも。

カットして明日からの事考える (どうする?どうやったらいい?考えたって解決しない。 とりあえずは、髪をカットして気持ちも髪もすっきり してから、次のことを考えよう。なるようにしかならない)

励み

歩行器の初めの一歩花の下 (農作業をしている時、子供を歩行器に入れていた。 ずっと子供を抱っこしているわけにもいかなかったら。 今日、かかりつけの医院に行ったら、看護師さんに 新聞、見たよ・・・と、声を掛けられた。いつも気にかけて 見てくれてい…

価値観の違い

本音吐き雰囲気壊し去って行く (心地よい言葉で話し良い雰囲気。二度と交流がない場なら それが良い。しかし、何かを決定しなければならない時に それでは、事が前に進まない。こういう人は、めんどくさいけど 案外必要な人のような気がする。でも、評価さ…

没三句目

膝を抱き夜を過ごすと喘息の友 (夜、突然、喘息の発作が出ると起き上がって膝を 抱え込んで朝まで過ごすことがある・・・とか。 しんどいよ~~と。そうなんやな。皆それぞれ何かしら 体調に不安を抱えている。気持ちをしっかり持って過ごそう)